玄関ドアの色は外壁と同じくらい家の印象を左右する設備です。
そのため、「玄関ドアの色選びで失敗した」と後悔する方も珍しくありません。
また、色選びを間違えるとメンテナンスや手間がかかります。
そこでこの記事では、失敗しない玄関ドアの色を選ぶコツを紹介します。
これから注文住宅を建てる方は、ぜひ参考にしてください。
近年はドアの色やデザインも豊富です。
選べる幅が広がっている一方で、「何を基準に選んでいいかわからない」と悩む方もいるでしょう。
ここでは、ドアの色を選ぶ際に失敗しないために注意するポイントを紹介します。
ドアの色を選ぶ際、最も注目すべきポイントは外壁とのバランスです。
外壁とドアの色のバランスが取れないと、玄関ドアだけ悪目立ちする場合もあります。
例えば、白系統の外壁に黒系統の色をしたドアなどはオシャレに見えます。
しかし、白系統や黒系統といってもたくさんの種類があるため、組み合わせによってはちぐはぐに見えることでしょう。
最近は、ドアと外壁の色をシュミレーションできる画像ソフトなどもあるので、活用するのもおすすめです。
門扉や外壁、庭などのエクステリアがある場合、その点もふくめてドアのバランスも考えましょう。
例えば、南仏風の庭や門扉にしたのに玄関ドアだけモダンでスタイリッシュなデザインや和風のデザインにすると悪目立ちします。
逆に、スタイリッシュなデザインの門扉や外壁でも、玄関ドアだけ木質を活かしたナチュラルテイストの製品を使った場合、ちぐはぐになる可能性があります。
エクステリアと玄関ドアの調和が取れていないと、思っている以上に外から見たときの第一印象がよくありません。
ドアは外壁同様汚れやすい場所です。
特に、ドアの前が庭の場合は雨が降ると泥はね汚れが付着しやすいでしょう。
また、砂ぼこりが多い環境では、白っぽく汚れやすい傾向があります。
家が建っている環境に合わせて汚れが目立ちにくい色を選ばないと、目立つため定期的に掃除をしなくてはなりません。
玄関や外壁が極端に汚れていると、家全体の印象が悪くなるため注意してください。
外壁も同様に汚れが目立ちにくい色を選びましょう。
失敗しない玄関ドア選びのポイントは、色以外にもあります。
ここでは、色以外で玄関ドアを選ぶポイントを3つ紹介します。
このポイントを押さえてドアを選ぶと快適に過ごせる家をつくれるでしょう。
ドアは窓同様外気が入り込む場所です。
そのため、断熱性が高いドアを選びましょう。
仮に、断熱性が低いドアをデザイン優先などで選ぶと、家の中が過ごしにくくなるだけでなく暖房費や冷房費も嵩みます。
特に、窓を大きく取る開放的なデザインにした場合、玄関ドアの断熱性は重要です。
窓は壁に比べてどうしても断熱性が落ちるので、玄関ドアを高断熱のものにして断熱性をアップさせましょう。
近年は、技術の向上により断熱性が高く、よいデザインの玄関ドアも増えています。
防犯面を考えると、ドアは明かり取りを付けないほうがいいように思えるかもしれません。
しかし、ドアに明かり取りがないと採光がないため、玄関は非常に暗い状態です。
自動で点灯する照明を付ける方法もありますが、常に真っ暗な玄関はあまり印象がよくありません。
また、冬は日が差さない場所はとても寒くなってしまいます。
防犯面を重視するなら、格子が細かい明かり取りのある玄関ドアを選びましょう。
結果、昼間は電気をつけなくても玄関が明るくなり、気温もある程度上がるためおすすめです。
ドアの表側は、常に風雨にさらされています。
また、家が建っている環境によっては潮風に当たりっぱなしだったり排気ガスが常にかかったりする場合もあるでしょう。
そのため、素材によっては寿命を短くする可能性があります。
工務店ともよく相談して、可能な限り長持ちする素材を選びましょう。
特に、腐食したりさびたりする素材は注意が必要です。
防腐・防さびの加工がされていても、場所によっては寿命を短くする可能性があります。
自分では判断がつかない場合や、複数の候補から絞り切れない場合は遠慮なく工務店に相談しましょう。
相談すると、今までの経験から適切なアドバイスをしてくれます。
また、最初に工務店へ希望するドアのデザインや色などを伝えておけば、いくつか候補をピックアップしてくれる場合もあります。
そのためにも、工務店選びは重要です。
地域で一戸建ての新築やリフォームをたくさん手がけたところに依頼すれば頼りにできます。
今回は失敗しない玄関ドアの色選びについて、押さえておくべきポイントなどを紹介しました。
ドアは家の顔といってもいいでしょう。
近年は素材やデザインなども増えたため、こだわりを持って選ぶ方も増えています。
しかし、ドアにだけこだわりを持って選んでしまうと外壁の色やエクステリアとの調和が取れません。
まずは、家の外観やエクステリア全体のバランスを考えて候補を絞ってください。
その結果、家を建てたあとで「失敗した」と後悔する恐れを減らせます。
外壁塗装
屋根工事