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外壁素材のガルバリウム鋼板の特徴は?メリット・デメリット共に解説2023.04.30

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ガルバリウム鋼板は外壁素材・屋根素材の一つです。
家を建てたりリフォームしたりする際、外壁素材として業者に勧められることも多いでしょう。

その一方で、ガルバリウム鋼板とそのほかの外壁素材のどちらにしようか迷う方も多いのではないでしょうか。

今回は、ガルバリウム鋼板の特徴やメリット・デメリット、さらに外壁のメンテナンス方法やメンテナンス時期の目安などを紹介します。

外壁素材のガルバリウム鋼板の特徴は?メリット・デメリット共に解説

ガルバリウム鋼板とは?外壁に使う資材

ガルバリウム鋼板とは、外壁や屋根に使われる建築資材の一種です。
金属壁・金属屋根といった場合は、大抵ガルバリウム鋼板製の製品を指します。

ガルバリウム鋼板はアメリカで誕生した合板で、アルミニウムが55%、亜鉛が43.4%、シリコンが1.6%の割合で配合されています。

かつては、屋根材や壁材に使われる金属はトタン(亜鉛めっき鋼板)が主流でしたが現在はガルバリウム鋼板のほうが人気は高めです。

外壁素材|ガルバリウム鋼板の利点・難点

ガルバリウム鋼板を外壁素材として使った場合、どのようなメリット・デメリットがあるか知りたい方も多いでしょう。
ここでは、ガルバリウム鋼板の利点と難点を解説するので、参考にしてください。

利点|軽くて頑丈!長持ちする資材

ガルバリウムの利点は、軽くて耐久性が高いことです。
ガルバリウム鋼板の耐用年数の目安は20~25年であり、ほかの外壁素材の寿命目安である10~15年を大幅に上回っています。

そのため、高層建築など外壁のメンテナンスが難しい建物の外壁にも適しています。

また、錆びにくく耐水性が高い、軽いといった点も大きなメリットです。
外壁自体が軽いと、耐震性も高まります。

外壁のリフォーム方法にカバー工法という古い外壁の上に新しい外壁をかぶせる方法がありますが、ガルバリウム鋼板は軽いのでカバー工法に最適です。

難点|施工にお金がかかり特定の傷に弱い

ガルバリウム鋼板の難点は衝撃に弱い点や施工費用の高さ、デザインの乏しさなどです。
ガルバリウム鋼板は金属なので、強い衝撃を与えると凹んでしまいます。

例えば、子どもが庭でボール遊びをして壁に当てた場合、凹んでしまうこともあるでしょう。

ガルバリウム鋼板の施工費用は1㎡あたり1,000~4,000円台が相場です。
しかし実際の施工費は、技術費なども加え10,000円程度になるケースが多く、ほかの外壁材に比べるとやや高めです。

このほか、デザインの幅が狭く模様のバリエーションもありません。
個性的な外壁を作りたいと考えている方は物足りなく感じることもあるでしょう。

外壁素材|ガルバリウム鋼板の費用

前述したようにガルバリウム鋼板の施工費用は、1㎡あたり10,000円程度が相場です。
工事を依頼する業者や製品の種類によって若干値段は異なりますが、ほかの業者に比べて極端に高い業者、安い業者には依頼しないほうがいいでしょう。

地域の相場を知りたい場合は相見積もりを取るのが得策です。
複数の業者に見積もりを依頼すれば、地域の相場がわかるだけでなく値引き交渉をする際にも役立ちます。

ガルバリウム鋼板が適している外壁の条件

ガルバリウム鋼板が適している外壁の条件としては、以下のようなものが挙げられます。

・できるだけ耐久性が高い住宅を建てたい場合
・地震が多く、耐震性が高い住宅を建てたい場合
・カバー工法を行った場合
・シンプルな外壁にしてできるだけメンテナンスを簡単にしたい場合

ただし、海のそばなど潮風で外壁が錆びやすい場所にはガルバリウム鋼板の利点である耐久性の高さがなくなってしまうかもしれません。
家が建っている環境によっては、サビ止めなどの処置が余分に必要です。

なお、複数の外壁素材で迷っている場合は、住宅展示場で現物を見たり家の近所の外壁にはどのようなものが使われているかチェックしたりしましょう。

近所の築年数の浅い家にガルバリウム鋼板が使われているところが少ない場合は、この地域ではガルバリウム鋼板の外壁が向いていない可能性があります。

外壁素材|ガルバリウム鋼板以外はどんなもの?

最後に、ガルバリウム鋼板以外の外壁素材について解説します。
外壁素材選びの参考にしてください。

外壁素材には主に7種類ある

外壁素材は大きく分けて4種類、細かく分けると7種類あります。
詳細は、以下のとおりです。

サイディング

「窯業系」「金属系」「樹脂系」「木質系」と種類豊富

モルタル

砂とセメントと水を混ぜ合わせた外壁材

タイル

タイル材

軽量気泡コンクリートパネル

軽量・断熱性に優れる

サイディングとは、板状の外壁材を貼り付けていくタイプで種類が豊富です。
窯業系と金属系では全く質感やデザインが異なるので、同じサイディングだとは気づかないこともあるでしょう。

タイルやモルタルは伝統的な外壁材です。
軽量気泡コンクリートパネルは、新しい外壁材で軽量かつ断熱性に優れていますが、耐水性が皆無といったデメリットもあります。

業者の意見も聞いて外壁素材を選ぼう

外壁素材はどれも一長一短があります。
外壁素材は地域によっても適したものが異なるので、迷ったら施工業者の意見も聞きましょう。

その際、第一候補、第二候補と複数の候補を挙げておくと、業者もアドバイスしやすいでしょう。

まとめ

ガルバリウム鋼板は軽く耐久性が高い一方で、衝撃に弱い、デザインがシンプルになりやすいといったデメリットもあります。
メリット・デメリットをしっかりと理解したうえで、外壁素材を選びましょう。

なお、リフォームの場合ガルバリウム鋼板は「軽い」ため、メリットが大きく、選ぶ方が多い傾向です。
迷ったら、業者の意見も聞きましょう。

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