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外壁で色あせしにくい色とは?色あせの原因や塗料選びのコツを解説2022.06.30

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外壁の色選びの際に注目すべきポイントの一つが、「色あせ」です。
もし色あせしやすい色を選んでしまうと、「古ぼけて見える」「長年の使用感がある」など、家全体が古びた印象を与えることになってしまいます。
このような外壁塗装での失敗を避けるためにも、「色あせしにくい色」と「色あせしやすい色」の基礎知識を押さえておきましょう。
この記事では、外壁が色あせする原因、色あせしにくい色・色あせしやすい色、外壁塗料選びのコツについて分かりやすく解説します。

外壁で色あせしにくい色とは?色あせの原因や塗料選びのコツを解説

外壁が色あせする原因とは?

外壁が色あせする原因は主に2つあります。
それは、「色素の変化」と「化学的な変化」です。
それぞれがどのようなものかを見ていきましょう。

色素の変化

外壁は日光の紫外線を浴びることで色素が変化し、色あせを起こします。
塗料に含まれている顔料を構成する原子同士の結び付きが、紫外線によって破壊されてしまうためです。
もし日当たりのよい部分だけが色あせした場合は、紫外線で色素が変化したと考えられます。

化学的な変化

化学的な変化も色あせの原因になります。
外壁素材が金属の場合は、酸化することによって色が変質し、色あせしたように見えます。
例えば、鉄が酸化すると、色が赤や黒に変わってしまいます。
このように、化学的な変化による色あせは、色素の変化ではなく素材そのものの変化によって引き起こされるのです。

外壁塗料の色あせしにくい色・トップ3

外壁塗料の中でも、特に色あせしにくい色・トップ3をご紹介します。
外壁の色あせを回避したい方は、以下の色を選ばれるとよいでしょう。

白はもっとも色あせしにくい色です。
白は日光を吸収しにくいため、紫外線のダメージも受けにくいのです。
また、白という色自体、色あせが目立ちにくい性質を持っていることも大きいでしょう。

ただし、白は汚れの方は目立ちやすいため注意してください。
「色あせしにくい」というメリットと「汚れが目立ちやすい」というデメリットを比べた上で選ぶことが大切です。

黒も白に次いで色あせしにくい色です。
黒の顔料は色の原子同士の結び付きが強いため、日光によって分解されにくい性質があります。
その一方で、汚れが目立ちやすく、ツヤがなくなると色あせしたように見える場合があるため注意が必要です。

青も色あせしにくい色の一つです。
青は光を反射しやすいため、紫外線の影響を受けにくい性質を持っています。
これは、耐光性(光に対する耐久性)に優れた原子同士が結び付いているためです。

外壁塗料で色あせが気になりやすいカラー

外壁塗料の中には、色あせしやすい色も存在します。
ここでは、外壁の色あせが気になりやすいカラーを3つご紹介します。

赤はもっとも色あせしやすい色です。
耐光性が低く、原色系で鮮やかな色であるため、色あせが目立ちやすくなっています。
赤の外壁塗装を鮮やかな状態で維持するには、定期的な塗り替えが必要です。
例えば、赤の塗料が塗られている東京タワーでは、塩害などの影響もあり、5年に1度の塗り替えが行われています。

黄色は早く色あせが起きると言われています。
顔料を構成する色の原子同士の結び付きが、紫外線によって破壊されやすいことが原因です。
特に、レモンイエローなどの鮮やかな黄色は色あせが表れやすいです。
ただし、同じ黄色系でも黄土色は色あせが起こりにくいため、外壁塗料としてよく選ばれています。

緑も色あせを起こしやすい色の一つです。
緑は発色がよく人気のある色ですが、明るめの濃い緑は、経年劣化による色あせが目立ちやすい傾向があります。

以上ご紹介した三色以外では、紫も色あせしやすい色と言えるでしょう。
紫には「赤みが強い紫」と「青みが強い紫」の2種類がありますが、前者の方が色あせの進行が早いです。

色あせしにくい 塗料選びのコツ

最後に、色あせしにくい外壁の塗料選びのコツをご紹介します。
以下の3つのポイントを踏まえて選ぶと、失敗を回避できるでしょう。

耐久性に優れている塗料を選ぶ

耐久性に優れている塗料を選ぶと、色あせしにくい外壁に仕上げることができます。
鮮やかな色を長持ちさせたい場合は、耐用年数の短い塗料は避け、紫外線に強い耐用年数の長い塗料を選びましょう。
耐用年数が15年以上もあるフッ素塗料や無機塗料がおすすめです。

ラジカル塗料を選ぶ

紫外線による劣化を促進する「ラジカル」という因子を抑制する「ラジカル塗料」を選ぶことで、色あせを抑えることができます。
ラジカルとは、塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たることで生成されるエネルギーのことです。
ラジカル塗料は、ラジカルを抑制することで塗膜の劣化を防ぎ、色あせしにくくする機能を持っています。

ツヤありの塗料を選ぶ

塗料には「ツヤあり」のタイプと「ツヤ消し」のタイプがあります。
ツヤ消しタイプは、ツヤ消し剤を入れて加工している分、耐久性が下がる可能性があります。
色あせを避けたい場合は、耐久性の低いツヤ消しタイプではなく、ツヤありタイプの塗料を選ばれるとよいでしょう。

まとめ

以上、外壁塗料の色あせしにくい色について解説いたしました。

色あせという現象は、色素の変化や素材自体の化学変化によって引き起こされます。
外壁は常に紫外線を浴びているため、経年劣化による色あせは避けがたいことですが、塗料の色選びを工夫することで色あせしにくい外壁にすることが可能です。
色選びの際には、色あせだけでなく、汚れやすいかどうかも考慮して、ご自宅の外壁に最適な塗料を選んでくださいね。

色あせしにくい外壁を実現するには、豊富な経験と高い技術力を持つ業者を選ぶことが重要です。

「株式会社ユニオン」は屋号を「クレヨン」と言い、埼玉県春日部市・さいたま市を中心に外壁塗装や屋根塗装を行っております。
塗装の本質である「家の耐久性向上」にとことんこだわる弊社は、お客様のご要望に合わせて最適な塗料を用いた施工を良心的な価格にてご提案いたします。
もし外壁の色選びでお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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